私「仕事、退職して主夫になって欲しい」夫「分かったよ….」→数年後、鬱で働けなくなった私「ごめんなさい…」夫「実は…」

これは鬱になった私を生かしてくれた旦那の話です。

私は夫と結婚するにあたって、

私が正社員で、夫に兼業主夫を

してもらうように求めた。

私のしていた仕事が専門的な

ものでもあったし、仕事が楽しくて

仕方ない時期だったからだ。

そんなノリにノっている時期に

大学時代から付き合っていた夫に

プロポーズされたのだけど、

夫も大好きだったし、仕事も楽しい。

しかも事務系の夫より私の方が

収入が多かったため

(それと夫の方が料理がうまかったため)

夫には極力家のことをして

もらうように望んで、

夫もそれを受け入れてくれた。

そして結婚して3年が経った頃、

私がおかしくなってしまった。

仕事場の先輩から仕事と全く関係のない愚痴を

土日構わず電話で

話されるようになり、

着信音にすら

怯えるようになってしまった。

仕事中も関係のない話に

小一時間付き合わされ、

その分仕事は遅れる。

もちろん遅れっぱなしな

わけにはいかないので残業する。

そんな状態が一年近く続き、ある日の朝

布団から出られなくなってしまった。

そのままその日は無断欠勤をし

翌日上司が家まで来て、

休職してくれて構わないから

ゆっくり治してくれ、と言ってもらえた。

それから何とか人並みに

頭が働くようになるまでに

10ヶ月を要した。

心療内科に通いつつも

情緒不安定なまま日々を過ごし、

ある時は急に泣き崩れ、

夜中に起きて一人でブツブツと

呟いていたり、夫の枕元で

「ごめんなさい」

と繰り返していたらしい。

電車にも乗れず、

5分座っていることも出来ず、

常に夫に付き添ってもらう日々だった。

それでも何とか10ヶ月程して、

ようやく医師から

「寛解」の言葉をもらい、

復職にこぎ着けたのだ。

復職してから二週間は、平穏だった。

四週間経つと、毎朝

吐き気がするようになった。

五週間で通勤途中にダウン。

六週間でデスクに座ったまま

何も出来なくなった。

その日、上司から早退を言い渡された帰宅途中で、

私は泣きながら夫に電話をした。

ごめんね。私がやるって言ったのに。

夫には仕事を諦めてもらったのに。

夫は

「いいよ。いま、この時点で

辞めていい。とにかく帰っておいで」

と言ってくれた。

家に帰ってから顔を

上げられない私に、

夫はこう言ってくれた。

「実はさ、隠してたんだけど

今年公務員試験受けてたんだ。

もう、合格してる。

だから4月からは、僕が働くから。

嫁の気持ちを削ぐような

真似はしたくなかったから、

嫁が本当にダメだって

なるまで黙ってた。ごめん。

でも、もう頑張らなくていいんだよ。

たくさん頑張ってくれたんだよ。

ありがとう。」

私はビックリした以上に、

何を言っていいのかわからなかった。

ただただ夫への感謝と、

愛情と、なんて言ったらいいのか

わからない暖かいものを

もらった気がして、

声を挙げて泣いてしまった。

次の週に私は仕事を辞めた。

上司は残念そうだったけれど、

私がこうなるまで何も出来なかった

ことを後悔しているようだった。

この春から私は専業主婦になる。

これからは私が、夫を幸せにしたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です