年配店員のレジ対応が遅い事に腹立て文句を言う若者。ただ数時間後、彼はこの年配店員に土下座する事になってしまった。。。。

私は、もうすぐ年金受給者になります。

ただ、それまで含め今後も年金だけではとても食べては行けないので、近所のコンビニでパートとして働いています。

私の働くコンビニは、私以外にも50代後半から60代前半の同僚がいるので、

仕事もやり易く和気あいあいと楽しんで働ける環境でとても助かっているのです。

特に中の良い同僚に、いつもシフトで一緒になる、私より3つ歳上の男性がいます。

年齢とは似つかわしくないその働きっぷりは、他のスタッフだけでなく常連のお客さんからも定評のある彼。

そんな中、先日彼が体調を壊してしまい、無理に出勤した日がありました。

その日は、まさか1日がこんなにも騒々しい日になるとは予想もしていませんでした…

私が店に出勤した時には、既に彼は店で接客を行っていました。

「おはようございます」

と、声を掛けるといつもその倍以上の声で元気に挨拶をしてくれる彼が、この日は元気がありません。

顔色も少し悪かったので、熱を計ってみると37度の微熱でした。

早退するように促したのですが、代わりのシフトもいないので、何とか乗り切ると言い張る彼。

仕方なく私がサポートをしながら乗り切る事にしました。

そしてあと1時間で勤務が終わる頃、陳列棚で作業をしていた私の耳に、苛立った様な若者の声が聞こえてきました。

袋への入れ方なんてどうでもいいから、早くしてくれよ。

トロ過ぎだって!

と、体調が悪い中レジ対応をしていた彼に嫌味を吐き捨て舌打ちをして行ったのです。

もちろん、彼が体調不良だという事は若者のお客には分からない事ですし、プロである以上それを言い訳にしてはなりません。

ただ、あまりにも酷い言葉に怒りさえ覚えました。

それでも彼は、

少し目眩がした事で、手もとが狂ってしまった。

お客様に失礼なことをしてしまった。

こう話します。

しかしこの後、事態は思いもよらない展開を見せることに。

私と彼はパートを上がり、何も食べていなかったので、薬を飲む前に。

と、2人で勤めるコンビニのすぐ近くにあるファミレスへ行くことに。

あまり食欲の無かった彼は雑炊。私はてんぷら定食を頼みました。

体調を心配しつつも、お店での接客やお客様へのサービスを出来るだけ向上したいと、ここでもお店の心配ばかりしていた彼。

そんなこんなしていると、頼んだ雑炊と定食が運ばれてきます。

と、次の瞬間

ドーン

ガシャーン!

と、大きな音を立て、雑炊を運んできた店員がこけてしまったのです。

それだけならまだしも、ぶっちゃけた熱々の雑炊は彼の足元にドバッと掛かってしまいました。

急いでぶっちゃけた小鍋と雑炊を片付け、申し訳ありません!と謝罪する店員。

店長まで駆け付け、その店員とともに土下座をする始末。

しかし土下座をした瞬間、彼はこう言います。

やめて下さい。

私は大丈夫ですから。

そして顔を上げたその店員は、しばらく時が止まったかの様に彼の顔を見つめます。

「何だろう?」

そう思い店員の顔をよく見ると、それは他の誰でもない、先ほどコンビニで彼に嫌味を吐き捨てた若者。

彼の存在に気付いたのか、少し顔を伏せた店員。

しかし、ほぼ全ての熱々雑炊を彼にぶっちゃけてしまった事に、よほどの罪悪感があったのか、店員はこう謝ります。

先ほどは○○(コンビニ名)でも嫌な言い方をしてすみませんでした。

やけど、されませんでしたか?

この店員の全てを含めた謝罪に対し、彼はゆっくりと優しく回答します。

大丈夫ですよ。

人は誰でもミスをしますから。

私こそ、あなたを先ほど怒らせてしまい失礼しました。

それより、懲りずにまたお店に来て下さいね。

お願いします。

この彼の言葉には、さすがの店員も驚いた様な顔をしていました。

仕事をしていれば、それは年齢や職歴、経歴に関わらずミスをする事はあります。

しかし、それをしっかり受け止め次に生かす。

そしてさらには、どんな場面であろうと頑張って仕事をしている人に横柄な態度をとる事は良くない事ですね。

彼とこの若い店員さんのやり取りを一部始終見ていた私自身も、仕事への取り組み方と向かい合う姿勢を再度見つめ直すいい機会になりました。

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